筑前二見ヶ浦
桜井二見ヶ浦について
桜井二見ヶ浦は櫻井神社の宇良宮(うらのみや)としてお祀りしており
2つの岩は向かって右が男性の神様で伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
向かって左が女性の神様で伊邪那美命(いざなみのみこと)が鎮まっている御神体岩として信仰されております。
また、櫻井神社創建の基となった岩戸神窟の一直線上に二見ヶ浦が位置しており、古より大変深い関係にあります。
夏至の日(日照時間が日本で一番長い日)には
伊勢の二見ヶ浦の中心より朝日が昇り、当社の二見ヶ浦の中心へ夕日を迎えるという現象がおこります。
日本の総氏神様である伊勢神宮の御祭神である天照大神(あまてらすおおみかみ)さまは
太陽の神様として信仰され、太陽の力が一番強い夏至の日に伊勢と糸島が繋がっている事には大きなご神威に感じます。
海中大鳥居について
鳥居には神様の場所を示す結界的な意味があります。二見ヶ浦は櫻井神社の宇良宮として祀る御神体であり、此処から先はお神様の場所ですという意味を込めて昭和43年4月25日建立されました。
また、二見ヶ浦は古くは清涼(すず)岩とも呼ばれ、清浄な神体岩として信仰されております。
白は清浄な色であるとともに、景観をそこなわないように配慮され、雄大に聳え立っております。
二見ヶ浦の大注連縄が掛けられるようなったのは昭和32年に再興したと祝詞に記されております。いつ頃に途絶えたのか、いつから掛けられていたのかは、はっきりと分かっていません。
注連縄は神様の宿る場所を示す意味があり、二見ヶ浦は前述しましたように、神々が宿る御神体岩ですので、しめ縄が掛けられてます。
二見ヶ浦は別名夫婦岩とも呼ばれており、夫婦の絆をしっかりと結びつける意味もあります。